鹿の家族を見かけるのはそれほど珍しくもない私達周辺ですが、今日は狐が!?!?!?最初は猫かな?なんて思って見ていたのだけど、歩き始めたら狐のソレで、ポンチも私も大騒ぎ。狐って可愛い!
そんなド田舎で、私は1人シェーファーを称えようと思います。本当に、1970年代のシェーファーの万年筆は素晴らしい!!!です。外見は、他社製と比べても飛び抜けず目立ちませんが(その点ではセーラーが一歩前に進んでいる感じがします。黒と金/銀という組み合わせが多すぎ。)、ペン先から繰り出される線の細さと書き味は、日本メーカーに引けを取りません。欧米メーカーのEF (極細)は、日本メーカーのF(細)とかM(中)と一緒・・・と聞きますが、いえいえ、シェーファーのコレは、ほぼ同じで、極細は極細です。その為、非常に小さな文字を書いても塗り潰されず、綺麗に線の見分けが付きます。複雑な漢字だって問題ありません。そして、ここまで細いと紙にペン先が引っかかる様な書き味になったりすると思うのですが、それが、ほぼないという・・・。売って下さったお店は、その細さ故の独特さが心配だったみたいですが(細過ぎる様だったらニブを交換します・・・という手書きのメッセージカードが同梱されていました。)、全然!問題なし。インクを入れた初日は、インクが芯に充分届いていなかったのかな?鉛筆の様な硬さがありましたが、今はもうスルスル・・・滑らか。そりゃM(中字)の様には参りませんけど、でも、流れるような美しい線が描けます。握った時の手触りも柔らかく、手全体と万年筆の一体感が気持ち良いです。造りの丁寧さから醸し出される只者じゃない感も素敵だし・・・本当に手に入れられて良かった!です。
欠点はカートリッジやコンバーター・・・。カートリッジはオンラインショップで時々見かけますが、在庫のない事も多いし、コンバーターはコンバーターで、製品によっては現在のコンバーターが使えないとか、そんな話もあるので、付属のコンバーターが壊れたら・・・どうしよう?と少し不安になります。多分、なんとかなるとは思うし、コンバーターって滅多に壊れるモノでもないから、私は気にしないけど・・・その点だけがちょっと・・・かな?そこが現行品とは大きく違う点です。
しかし、大学卒業記念プレゼントを選ぶ家族や親戚、お友達も多いこの時期なので、私は敢えて大声でお知らせしたいです。アメリカの大学を卒業されるのなら、大学の購買推奨なモンブランよりシェーファーを!それも、ビンテージの、MADE IN USAのシェーファー!を強くお勧め致します。
追記: ポンチの二重学籍先は、今週がファイナルウィークです。帰り際、先生に、ポンチがいて良かった!ポンチは良い生徒だ!と声をかけて頂きました。こちらこそ、沢山の事を教えて頂き、また励ましてもくださった事を深く感謝致します。先生のクラスを取る事が出来て、本当によかったです。
追記2: 忘れ切っていたけど、クロスの現行商品の中にはMade in USA の刻印が入っている物もあり、こちらの方がプレゼントには向いているかも?なんて思い出しました。現行商品なだけに修理にも対応してもらえるし、備品も揃っているから。安心です。厳密に言えば、Made in USAじゃないという話(他社同様、ニブが外注でドイツ製の可能性が高いし。)もありますが、歴代大統領の使う万年筆を作ってきたメーカーですもん。USA!USA!USA!って事で・・・おひとつ、いかがでしょう?ConklinのAll Americanとか(アメリカ製かどうかは知りませんが、名前が良いですよね?)・・・良くないですか?私は欲しいです。